Foss Patentsは米国時間6月14日、AppleとMotorolaの特許侵害訴訟において、差し止め命令に関する審理を求めるAppleの申請を担当判事が認める決定を下したと伝えた。
米連邦巡回裁判所のRichard A. Posner判事は、3G機能に関する特許を巡る特許侵害訴訟の審理を20日にシカゴで開くことに決定した。Poser判事は先週、両社とも損害を証明できないと考え、本件の陪審裁判の取り止めを決定した。
同判事のこの決定は、Motorolaが差し止め命令を求めていくのであれば、「この差し止め命令に関する審理でFRANDへの適合性を説明する」必要があることを示している。
FRANDとは「Fair, Reasonable, and Non-Discriminatory」(公平、合理的、かつ非差別的)条件を示し、業界のメンバーが特許に対して標準プロセスに従うことを保証するライセンス規定だ。
Foss Patentsは、Posner判事はこの訴訟に関する外部の議論に注意を向けている可能性があると記している。
これは非常に興味深い議論になるかもしれない。Posner判事は、標準必須特許に関する差し止め命令による救済への疑問について、米連邦議会の議員、米連邦取引委員会、業界のさまざまな企業や団体による最近の発言をすでに知っている可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」