このMacBook Proには、既存のハイエンドゲーム用ノートPCに搭載されているものと同じ、クアッドコアプロセッサのCore i7(Ivy Bridge)に加えて、NVIDIAの「GeForce GT 650M」グラフィックスが搭載されている。Appleによれば、内部の多くの部分をバッテリが占めているといい、最長7時間のバッテリ駆動、最長30日のスタンバイが可能だ。基本的な仕様としては、第3世代のCPUである2.3GHzクアッドコアIntel Core i7、8GバイトのRAM、256Gバイトのフラッシュストレージ、NVIDIA製のGeForce GT 650Mグラフィックスが搭載されている。新しいMacBook Proは、最大16GバイトのRAMと、最大768Gバイトのフラッシュストレージをサポートしている。
ポートや機能を見れば、Appleノートブックのユーザーはみな、欲しくてたまらなくなるはずだ。SDXCカードスロットや、HDMIポート、2基のUSB 3.0ポート、2基のThunderboltポート(さらにヘッドホンポート)を搭載したことで、現存するMacBookのなかでは最も多くのポートを搭載したものになっている。しかしEthernetやFireWire 800用のポートはなく、別売りのアダプタで対応する。Retina Display搭載のMacBook Proには、802.11n Wi-Fi、BlueTooth 4.0、FaceTime HDカメラ、デュアルマイクロホン、ステレオスピーカーも搭載されている。
新しいRetina Display搭載のMacBook Proは、価格と構成の異なる2種類のモデルが発売される。価格は2199ドルと2799ドルだ。2199ドルのモデルは2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.3GHz)、8Gバイト(1600MHz)のRAM、256Gバイトのフラッシュストレージ、NVIDIA GeForce GT 650Mグラフィックス(1GバイトDDR5メモリ)を搭載する。2799ドルのモデルでは、プロセッサは2.6GHz、フラッシュストレージは512Gバイトとなる。2199ドルのモデルを購入した場合、米Apple Storeで用意されているアップグレードオプションは、16GバイトのRAM(200ドル)のみだ。2799ドルのモデルでは、わずかに速度が上がる2.7GHzのCore i7プロセッサ(追加費用は250ドル)、16GバイトのRAM(200ドル)、512Gバイトの代わりに768Gバイトのフラッシュストレージ(500ドル)へのアップグレードが可能だ。
新しいMacBook Proからは、MacBook AirとMacBook Proのハイブリッドを夢見るわれわれが望んでいた項目の多くがカバーされているという印象を受ける。ただし、手に入れるにはかなりの金額を払わなければならない。イーサネットポートや光学ドライブ、アスペクト比が16:9のスクリーンなど、設計上搭載されていない機能もいくつかある。しかしこの新しいMacBook Proは、15インチのMacBook Airに対するAppleの見解を最新のスタイルで現しているかのようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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