Appleが、サプライヤーのFoxconnと共に費用を負担し、Foxconnの工場労働者の環境改善に取り組もうとしている。
Reutersによると、Foxconnは中国にある工場の劣悪な労働環境に関する報道に苦慮しており、同社を率いるTerry Gou氏は米国時間5月10日、労働環境改善への取り組みを認めたが、AppleとFoxconnのそれぞれが負担する金額は明らかにしなかったという。
Gou氏は10日、報道陣に対し次のように語った。「これ(工場の労働環境改善)は損失ではないことが分かった。競争力になる。Appleもこれを競争力と見なしていると思う。そのため初期費用を両社で分担する」
Foxconn、さらにAppleは、2年ほど前にFoxconnの深セン工場で労働者の自殺が相次いだ問題を受けて、労働環境改善に取り組むよう圧力を受けてきた。Hewlett-Packard(HP)やDellなど他のハイテク企業も製品の組み立てにFoxconnを利用しているが、この件で矢面に立たされてきたのはAppleだ。
Appleはこの問題を詳しく調べるため、公正労働協会(FLA)の支援を取り付けた。FLAは先頃、中国にあるFoxconnの3つの工場を調査し、過度の時間外労働や健康上および安全上のさまざまな危険性など重大な違反を発見した。
Foxconnはこれに対応し、2013年7月までに自社工場が賃金と就労時間に関するFLAの基準を完全に満たすようにすると約束した。同社は賃上げと時間外労働の削減を行うと述べたが、この約束は皮肉にも工場労働者に時間外労働カットによる収入低下の不安をもたらしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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