オラクル対グーグルの著作権侵害訴訟の評決--法律専門家の反応 - (page 3)

Charles Cooper Elinor Mills Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年05月10日 07時30分
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 ほかの法律専門家のコメントに同調して、Love氏はフェアユースの問題に決着をつけることなく最終的な判決を下せるかどうかは分からないと述べた。その結果、同氏は判事が審判無効の申し立てを認めると予想している。

 近い将来、著作権問題に関する追加の訴訟があるかもしれない、とLove氏は述べた。

 「この訴訟は今後、特許問題を争点として続いていくと予想している。そして、著作権問題に関する判断が下され、この著作権訴訟に費やされたこの数週間が全くの無駄だったのかどうかについて、われわれはすぐに知ることになるだろう。Alsup判事に委ねられたより喫緊の問題は、この論争は著作権の問題なのか、ということだ。同判事が『ノー』であると判断した場合、あらゆることが問題ではなくなり、Googleが法的な意味で著作権を侵害することは不可能になる」(Love氏)

 しかし、Googleが判事に対して審判の無効を命じるよう説得した場合でも、Oracleが反論するための武器をすべて奪われるわけではない。Raines Feldman法律事務所の知的財産訴訟担当者であるMiles Feldman氏によると、実際のところ、再審となった場合、陪審員らの評決はOracleに強力な論拠を与えるという。

 「陪審員らが著作権侵害を認定したという点で、今回の評決は極めて重要だ。陪審員らが質問に答える様子は、被告側のフェアユースを主張する答弁にさして感銘を受けていないことを示しているようだった。Googleは現在、評決は破棄され、再審が認められるべきだと主張する機会を得ている。Oracleは、少なくとも陪審員らによって回答された質問は維持されるべきで、再審や追加の問題だけが必要に応じて裁判の争点になるべきだ、という非常に強力な主張を展開することができると思われる。そうすれば、著作権侵害の問題が再び裁判の争点になることはないだろう。フェアユースは、著作権侵害の部分的、あるいは全面的な抗弁理由になる可能性がある」(Feldman氏)

 「Oracleは、著作権侵害に関する部分が維持され、フェアユースの問題が再審の争点になることを期待できるだろう。同社は、フェアユースの問題は法律の問題として判断を下すことが可能だ、という主張も展開するだろうが、それについては激しい議論が交わされると思われる。それは例によって、われわれが『法律』と『事実』と呼ぶものが混じり合った問題だ。判事は法律に関する判断を下し、陪審員らは多くの場合、事実に関する問題について判断を下す。ここで重要なのは、陪審員らがすべての主張を聞いた後で、著作権侵害を認定したことだ。これは大きな影響がある。そして、それは全員一致で認定された」(Feldman氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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