au版iPhone 4S向けにキャリアアップデートが行われ、MMS、ビジュアルボイスメール等がサポートされた。ただし、iPhoneを更新しただけではすぐに使えるようにならないのが残念なところ。実際に使えるようにするための設定を行ってみた。
何はともあれ、iPhoneをアップデートをしなくては始まらない。順次iPhoneに更新の表示が出るが、まだ出てない場合は手動でも更新が可能だ。「設定」から[一般]-[情報]とたどると、アップデートしていなければ「キャリア設定アップデート」をするかどうかのポップアップが上がる。
そこで「アップデート」をタッチすればすぐに設定できる。iOSのバージョンアップとは違い、更新したのかわらかないほどすぐに終了する。一旦、アンテナマークがなくなった後に、再度電波を掴んで「KDDI」と表示されれば終了だ。
確認するには、「設定」から[一般]-[情報]の中のキャリアのところが「KDDI 12.1」となっていれば更新が済んでいる。もちろんiOSが5.1に更新されていることは大前提だ。
すでに3月のアップデートで「メール」アプリにおいてキャリアメール(×××@ezweb.ne.jp)の受信をサポートしていたが、今回のアップデートで、「メッセージ」アプリからキャリアメールのやりとりが可能になる。
メールアプリとの違いは、SMSやiMessageと同様、吹き出し表示でメールのやりとりができ、より会話風なコミュニケーションが可能になることだ。
反対にWi-Fi環境だけではメールの送受信ができなくなり、件数、最大容量、保存日数も「メッセージ」アプリのほうが劣るなど、制約が多くなっている点は注意したい。他社とのメールでは絵文字が文字化けするケースがある。使い方によっては「メール」アプリを継続して利用したほうが使いやすい場合があるので、auのウェブサイト(PDF)で情報を確認したほうがよいだろう。
MMSの設定については、メッセージアプリから宛先を「#5000」に、本文を「1234」にしてSMSを送信すると、設定サイトのURLが書かれたSMSが返信される。このサイトはWi-Fi経由ではアクセスできず、必ず「モバイルデータ通信」をオンにし、Wi-FiはOFFにしておかなければならない。
サイト上で画面に従ってMMSを設定を行ったら、iPhone本体の設定を行う。「設定」→「メッセージ」から、MMSメッセージをオンにし、MMSメールアドレスの欄に、キャリアメールのアドレスを手動で打ち込んでおく。
ここまで設定して、はじめて利用可能となる。ぜひ、会話風のメールコミュニケーションを楽しんでほしい。
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