SnapCalは、iPhoneの標準カレンダーやGoogleカレンダーだけでなく、EvernoteやTwitterとも連携できる珍しいタイプのカレンダーアプリだ。
たとえば、イベントの告知をTwitter上に送信すれば、SnapCalの利用者はそのイベントの予定を簡単に自分のカレンダーに取り込める。また、予定をEvernoteに保存しておけば、SnapCalから取り込むこともでき、まさに、縦横無尽に利用できるカレンダーだ。基本的には無料で利用できるが、広告が表示される。広告を非表示にするには、アプリ内から「SnapCal Pro」(85円)を購入すればよい。
まず、カレンダーのビューの種類が多いことに驚かされる。月、週、日、リストの表示がそろっているほか、iPhoneを横にすると、月と日のビューが一緒に表示される。リスト表示以外は、カレンダーを左右にスライドさせるだけで移動できるので便利だ。カレンダーは、GoogleカレンダーまたはiPhoneの標準カレンダーと同期できる。カレンダーごとに同期/非同期を選択できるので、カレンダーが重複して表示されることはない。
そして、Evernoteとの連携が面白い。ノート本文に「2012/4/20 10:00 - 11:00」のような日時を含み、「snapcal」というタグが付いているノートがある場合、SnapCalからそのタグを検索して一覧を表示する(設定画面から行う)。カレンダーに取り込む予定を選択すれば、ノート名が予定のタイトルとなり、日時も自動的に入力される。日時以外の本文は、メモ欄に入る。たとえば、メールでイベントの詳細を受け取った場合、Evernoteに転送しておけば(件名に「#snapcal」を追加する)、SnapCalからメール本文の詳細ごとカレンダーに読み込むことができるのだ。コピー&ペーストするよりも、簡単で確実だ。
ソーシャルネットワーキング機能としては、TwitterとFacebookとの連携がある。Twitterと連携させることにより、イベントをTwitter上に広く告知することができる。自分のカレンダーへのイベントの追加も簡単だ。Facebookの場合は、Facebookへのイベントの登録とFacebookからのイベントの読み込みが可能。また、Facebookの友達の誕生日もカレンダーに読み込める。誕生日を読み込むと、Facebookのアイコンと共にカレンダーに誕生日が表示される。ただし、友達が多い場合はカレンダーが見にくくなるという欠点もある。この他にも、イベントをメールで送信して相手を誘うこともできる。とにかく、イベントを他者と共有するための機能が、これでもかと充実しているのが特長だ。
ここまで連携していれば、カレンダーのバックアップの必要などなさそうに思えるが、なんと、Dropboxへのカレンダーの自動書き出しにまで対応している。書き出すカレンダーは個別に選択できるので、無駄なバックアップはしなくても済む。これほど充実したカレンダーがあれば、仕事でもプライベートでも十分だろう。
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