最新型「iPad」を発表するわずか数時間前に、Appleがサムスンからまた新たな特許侵害訴訟を起こされた。Reutersの報道によれば、今回韓国で提訴した訴訟で、サムスンはAppleの「iPhone 4S」と「iPad 2」が3つの特許を侵害したと主張しているという。
この訴訟は、スマートフォンで競合する両社間の緊張がますます高まっていることを示すものだ。両社はスマートフォン市場で2強体制を築きつつある。サムスンは2011年、「Galaxy S II」の人気によってスマートフォンの出荷台数でAppleを一時的に追い越したが、Appleも同年10月に「iPhone 4S」を発売して巻き返している。
Appleはこれまで、サムスンの製品が自社製品に酷似しているとの主張を繰り返してきた。
Appleの広報担当者は以前、「このようなあからさまなコピー行為は間違っている。他の企業がわれわれのアイデアを盗むなら、こちらもAppleの知的財産権を守る必要がある」と述べていた。
今回の訴訟について、サムスンはその事実を認めたものの、2011年4月に別の特許をめぐって起こされたもう1つの訴訟とは関係がないと説明した。
「サムスンは、モバイル業界で継続的な成長を確実に達成するため、これまで通り自社の知的財産権を主張し、新しいアイデアへの投資を保護していく」と同社の広報担当者は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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