米国際貿易委員会(ITC)は米国時間2月17日、Appleはライバル企業HTCが保有する特許1件を侵害していないと、Appleに有利な判断を示した。
FOSS Patentsブログが同日午後に取り上げた決定(PDF)は、行政法判事によるAppleを支持した最初の仮決定からちょうど4カ月後に下った。HTCは2010年初め、AppleがHTCの保有する特許5件を侵害していると訴えたが、今回の決定でAppleに責任はないということになった。当初は特許5件について争われていたがその後4件になり、さらに1件だけが残され、ITCの6人の委員が検討していた。
「われわれはITCの判断に失望している」と、HTCの法務顧問Grace Lei氏は声明に記している。「われわれは上訴を含む全ての選択肢を検討する」(Lei氏)
Appleにもコメントを求めたが回答は得られなかった。
AppleとHTCの間では、複数の裁判所でいくつかの特許に関する申し立てや訴訟が行われてますます複雑化している。今回の決定はその中の1つの要素に過ぎない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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