Appleがサムスン製タブレット「Galaxy Tab 10.1N」およびスマートフォン「Galaxy Nexus」についてドイツでの販売停止を求めた訴えは、現地時間2月1日に却下された。
Bloombergによると、ミュンヘン地方裁判所のAndreas Mueller判事は、「今回の知的財産権については、これが保護申請される前に既に市場に出回っていた技術が存在することから、当該特許が無効になる可能性の方が高いことをサムスンは証明した」と述べたという。
Appleはもともと、サムスン製デバイス(とりわけタブレット端末)が自社の製品に酷似しているとして、これらのデバイスを対象にサムスンを提訴していた。ドイツではAppleがサムスン製タブレットの販売差し止め命令を勝ち取ったため、サムスンは改めて「Galaxy Tab 10.1」タブレットのオリジナルデザインに改良を加えて、Appleが侵害を主張した部分を回避する、新しいモデルを用意する必要に迫られた。今回の決定では、この修正版モデルは問題ないと判断されたことになる。
これに対してGalaxy Tab 10.1のオリジナルデザインでは判断が異なり、こちらは1月31日にさらなる敗北を喫している。デュッセルドルフの上級地方裁判所は、Galaxy Tab 10.1(および同シリーズの小型版である8.9インチバージョン)がドイツの反競争に関する法律に違反したと判断し、同製品に対する販売差し止めの仮処分を支持した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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