Microsoftは、「Windows」ハードウェア向けのモーションセンシングゲームコントローラ「Kinect」を米国とその他11カ国で提供開始した。
ユーザーは、新しいKinectに加えて、Kinectのモーションセンシングおよび音声認識制御機能を利用する商用プログラムの作成が可能なソフトウェア開発キット(SDK)も入手することができる。Microsoftは、Kinectのナチュラルユーザーインターフェース(NUI)を利用するPCアプリケーションを各種企業が開発することを期待している。
「Kinect for Windows」の希望小売価格は249ドルである。2012年中に149ドルという特別アカデミック価格を設ける予定であるとMicrosoftは述べた。
United Health Group、American Express、Mattel、Telefonica、トヨタ自動車といった企業が既に、ジェスチャや音声による操作を可能とするコンピュータプログラムを開発している。Microsoftは、これらのプログラムの詳細をまだ明らかにしていない。しかし同社は、25カ国以上の300社を超える企業がKinect対応アプリケーションに取り組んでいると述べている。
Microsoftは2010年11月の発売以来、1800万台のKinectを販売している。これらの購入者のほとんどすべてが、ゲーム機「Xbox」を操作するためにKinectを使用するユーザーである。
しかし、ソフトウェアを早速改造して、KinectをPC向けに使用できるようにした開発者もわずかながら存在した。そこでMicrosoftは2011年4月、Kinect用SDKを開発する計画を発表し、その2カ月後に非商用版のSDKをリリースした。同社は2011年10月、商用版をリリースする計画を発表した。
そして2012年1月、Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSteve Ballmer氏はラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)で、Windows向けのKinectを商用SDKとともに米国時間2月1日に発売すると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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