Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、「iCloud」は同社の「次の10年に向けた戦略」であると述べた。
Cook氏は、Appleの第1四半期決算の電話会議でiCloudについて語った。同氏は、8500万人がiCloudに登録したことを指摘し、次のように述べた。
ユーザーからは素晴らしい反応があった。iCloudは、ユーザーが抱えている多くの問題を解決し、その暮らしをより楽なものにした。そしてわたしはそれが抜本的な変化だと見ている。人々がたくさんのデバイスを持っていること、そして自分の大量のコンテンツをクラウドに置いて、すべてのデバイスから簡単にアクセスできるようにしたいと考えていることを認識している。われわれが受け取っている反応はそうした点からのものであり、たった3カ月で8500万人のユーザーを獲得した。iCloudは製品ではない。次の10年に向けた戦略だ。
Cook氏のコメントは大いに注目に値する。Appleは、その戦略を2通りの方法で実現しようとしているからだ。Appleは人々を、同社のデバイスの統合されたエコシステムに取り込みたいと考えており、iCloudによって人々をそこに引き留めることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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