Googleの「Chromebook」ビジョンが3つの学区で受け入れられ、このブラウザベースのノートPC2万7000台以上が、アイオワ州、イリノイ州、サウスカロライナ州で提供されることになった。
Googleで企業および教育向けChrome事業を率いるRajen Sheth氏は、米国時間1月25日にFlorida Educational Technology Conferenceで行った基調講演で、この契約を発表した。
これら3つの学区を含め、Sheth氏はウェブキャストで行われた講演で、「少なくとも1つの教室にChromebookを配備した学校は、今や41の州の数百校に達している」と述べた。
こうした支援はChromebookが誇る素晴らしい取り組みだ。特に、多感で飲み込みの速い現代の学生は、将来の技術の買い手となる。ただしGoogleは、学生が真に求めているものについて、新たにChromebook支持者となった1人があえて指摘した点についても、注意を払ってしかるべきだ。
サウスカロライナ州ブライスウッドにあるKelly Mill中学校の英語教師で、授業でタブレットを使った経験を持つDiane Gilbert氏は、「生徒たちはタブレットが大好きだ。そのことを私はGoogleに対しても隠すつもりはない。彼らはどんな指示にも従順に従うようになるだろう」と述べた。だがGilbert氏によるとChromebookは、タイピングや、同氏が望む方法で生徒たちに自分の課題を発表させたりすることにおいては、タブレットに勝るという。
第1世代のChromebookは処理速度が遅いと厳しく批判されたが、1月に入り、サムスンが高速化したChromebookモデルを2012 International CESで披露している。さらにSheth氏はChromebookについて、管理業務を簡略化したい学校、さらには8秒という起動時間や8時間半のバッテリ寿命といった利点を生かしたい学生にとっても最適だと述べた。
「多くの学校では5~10年前のOSを使っているが、これは最新の標準にアップグレードするための費用と労力が原因だ。Chromebookは自動で更新され、時間が経つにつれて機能がさらに向上する」と、Sheth氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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