Appleはサムスンへの攻撃を続けている。
Appleは米国時間12月20日、サムスンの「Galaxy Tab 10.1」および同社製スマートフォンの多くが筐体デザインに関する「少なくとも10件」の知的財産権を侵害していると主張し、オーストラリアの連邦裁判所に提訴したと、本件の審理を傍聴したBloombergが伝えた。Appleはこれまでのところ、侵害に関する通知を発行しただけであり、追って損害賠償請求を提出する計画だと述べた。
Bloombergは、サムスン製品のどういった機能が筐体デザインに関してAppleが保有する権利を侵害している可能性があるかについて、明確には報道しなかった。
Appleによる通知は、オーストラリア連邦裁判所のAnnabelle Bennett判事に提出された。同判事は、過去数カ月にわたってAppleとサムスンの訴訟を担当している。しかし、これまでのところBennett判事はどちらの側にも決定的な勝利を与えていない。現時点で、懸案の製品はすべて(オーストラリアで当初販売禁止になったGalaxy Tab 10.1のほか、Appleの「iPhone」シリーズも含めて)店頭で販売されている。
Appleとサムスンは、米国、欧州、アジアの数カ国でも互いに訴訟を起こしている。オーストラリアの場合と同様、両社は世界のどの国でも納得のいく打撃を与えることができていない。
Appleとサムスンに今回の訴訟について問い合わせたが、どちらからも回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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