Firefoxを開発するMozillaは米国時間12月20日、Googleとの新しい3年間の契約を締結したと発表した。この契約により、Googleは引き続き、Firefoxにおけるデフォルトの検索エンジンとなる。
この契約の金銭的な条件は公表されていないが、Googleと新しい契約を結ぶことが、Mozillaにとって必須であるとみなされていた。
シリコンバレーの非営利ソフトウェアメーカーで、ウェブのオープン性を推進するMozillaは最近、2010年におけるMozillaの売上高である1億2000万ドルの大部分がGoogleによるものだったと発表した。2010年の売上高は、2009年よりも18%増加した。
MozillaとGoogleの間で最後に契約が締結されたのは2008年で、この契約は2011年11月に期限を迎えていた。
Googleのサポートを受けていることから「Googlefox」と呼ばれていたこともあるFirefoxは現在、Google独自のブラウザである「Chrome」と競合している。しかし、Chromeの包括的な目標は、ウェブを高速化し、アプリケーションの基盤としてそれを強化することであり、他のブラウザをインターネットから締め出すことではない。
Mozillaはリスクを分散させてもいる。Mozillaは2011年に入り、Microsoftの「Bing」を「Firefox 4」の検索エンジンオプションとして導入した。また10月には、Bingをデフォルトの検索エンジンとするFirefoxのバージョンをリリースしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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