Mozillaは米国時間9月29日、更新頻度を高くしたアップデートスケジュールに基づき、「Firefox」の新しいベータ版をリリースした。このベータ版では、検索やタブ管理、アドオン管理に新たなオプションが追加される。
「Firefox 8」のベータ版は、6週間ごとにバージョンアップするMozillaの開発サイクルに基づいてリリースされた最新ベータ版だ。この開発サイクルでは、変更点を少なくしてFirefoxの更新頻度を高めている。ゆっくりと移行を進める一部のFirefoxユーザーにとっては対応が難しくなるが、Mozillaは、競争力を維持し、数カ月ごとではなく数週間ごとにユーザーに新機能を提供するためには必要なことと考えている。また、Mozillaは、移行ペースが遅いFirefoxも提案している。
ブログ記事とリリースノートによると、Firefox 8のベータ版には次のような新機能が搭載されるという。
Mozillaは、Android版Firefoxの読み込み速度向上を目指している。Android版Firefoxの読み込み時間は、特にGoogleの内蔵ブラウザと比べた場合、現行バージョンの大きな問題となっている。そのため、Mozillaは、XUL技術を利用して開発されたものではなく、ネイティブなAndroidインターフェースを使ったモバイル版Firefoxの研究を進めている。こうしたアプローチは、ブラウザの読み込みを高速化するが、XUL技術を利用して開発されたアドオンとの互換性が犠牲になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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