Hewlett-Packard(HP)の元会長であるPatricia Dunn氏が死去した。58歳だった。同氏は、取締役のメンバーやジャーナリストの通話記録入手に関するスパイ行為を許可したとして、5年前に会長職を辞任した。
Dunn氏の夫であるWilliam Jahnke氏は米国時間12月5日、The Wall Street Journal(WSJ)とのインタビューでDunn氏の死亡を認め、その後、死因が卵巣癌であったことを明らかにした。享年58歳だった。
Dunn氏は、HPの情報漏えい問題に関して、情報源を特定する計画を許可したが、情報を入手するために使用された手法は知らなかったと主張していた。HPは私立探偵に依頼し、電話会社の従業員をだまして通話記録を入手する、プリテキスティングと呼ばれる手法を使用していたことを認めた。Dunn氏は詐欺および個人情報不正取得の疑いで起訴されたが、起訴は棄却された。
HPは声明を発表し、「Pattie DunnはHPの利益のために尽力してくれた。われわれは彼女の訃報に深い悲しみを覚えており、彼女の家族にお悔やみを申し上げる」と述べた。
Dunn氏は、Barclays Global Investorsの元CEOであり、2005年にはForbesによる「The Top 100 Most Powerful Women」の1人に選ばれた。また2001年には、Financial Women's Association of San Franciscoによる「Financial Woman of the Year」にも選ばれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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