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アドビがウェブとモバイルで進める戦略転換--Flash偏重からウェブ標準との二重路線へ - (page 2)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年10月20日 07時30分
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  • AdobeはTypeKitも買収した。TypeKitは、デザイナーが印刷物と同等のフォントの多様性や品質を実現できるように、ウェブフォントのサブスクリプションサービスを提供している。有料のサブスクリプションサービスという仕組みに異議を唱える人もいるが、そのCSSフォントテクノロジはウェブ上の活字にこだわりを持つ人の間で信用を得るようになっている。そして、Adobeは昔から、その種の顧客を相手に製品を提供してきた。
  • Adobeは「jQuery Mobile」に非常に積極的に関与している。jQuery Mobileは、ウェブ開発者がモバイルデバイス上で高度なインターフェースを作成できるようにあらかじめ記述されたコードのライブラリを提供する、オープンソースソフトウェアだ。Adobeは2週間前、「jQuery Mobile 1.0」のリリース候補1版について発表している。
  • ウェブページの視覚デザインを行うデザイナー向けに、Adobeは「Muse」と呼ばれる新しいツールの開発に取り組んでいる。Museはウェブコーディングの難しさからユーザーを解放することを目的としている。

 これらの動きは、特にウェブの世界がFlashの世界とは大きく異なるものであることを考えれば、本格的な取り組みであることがわかる。多種多様な企業や組織が協力してウェブを構成するテクノロジを構築する一方で、FlashはAdobeの厳格な管理下にあった。

 しかし、明らかに、Adobeはウェブプログラミングが無視できない存在であることを認識している。そして結局のところ、AdobeはFlash Player自体ではなく、デザインおよび開発用のツールを販売する企業だ。したがって、Flashに比べるとウェブはWild West(開拓時代の米国西部地方)のようなものかもしれないが、それでも同社にとって利益を見込める場所ではある。

Flashは今でも現役

Flashロゴ

 Adobeが新たな方法を積極的に受け入れているからといって、同社はFlashを捨てたわけではない。むしろ、Adobeは、ウェブ標準では対応できない状況のための、よりハイエンドなテクノロジとしてFlashを位置づけようとしている。

 Flashを嫌う大勢の人々は、AdobeがFlashを完全に捨て去ろうとしていないことに異議を唱えるかもしれない。しかし、同社にとって、それをするのは愚かなことだ。

 たとえAdobeがFlashは歴史の中に埋もれていこうとしていると考えていたとしても(筆者にはそうなるとの確信はない)、今Flashを捨てることは、全速力で疾走中の馬から別の馬に乗り換えるのと同時に、降りようとしている馬を銃で撃つようなものだ。

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