Research In Motion(RIM)は米国時間7月25日、従業員2000人をレイオフする計画を発表した。
今回の人員削減は、RIMの「コスト最適化プログラム」の一環である。RIMが提供する各種携帯端末は、「iPhone」やGoogleのOS「Android」を搭載する端末などのスマートフォンから受ける圧力が高まっており、苦戦している。カナダのオンタリオ州ウォータールーを拠点とする同社によると、同プログラムは、「最も成長の可能性が高く、RIMの戦略的目標に沿った分野に集中するために、冗長性をなくし、リソースを再配置することを目的にしている」という。
今回解雇の対象となる北米および「一部の他の国々」の従業員には、今週中に通知する予定であるとRIMは述べている。その他の国々の解雇対象の従業員には、「後日」連絡する予定であるという。RIMは、従業員解雇手当と再就職支援を提供する予定である。
RIMは2011年6月に、人員削減計画を発表した。同社は当時、8月下旬を末日とする同社の第2会計四半期から人員削減を開始する予定であると述べていた。ただし、第3会計四半期まで財政的な効果は表れないとしていた。
同社は25日、人員削減は「自社の長期的な成功のための慎重かつ必要なステップである」と述べ、従業員2000人の解雇という決断の背景を一部示した。RIMは、今回の人員削減の前には、「社内の急速な成長が長期にわたって続き、従業員数がこの5年間だけで4倍近くに増加した」ことを指摘した。
しかし、RIMが最近、それほど好調ではないことも事実である。同社の共同最高経営責任者(CEO)を務めるJim Balsillie氏は6月の投資家向けの声明で、同社の2012会計年度の業績はこれまでのところ、芳しくないと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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