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グーグルが公開するWi-Fi対応デバイスの位置情報--新たなプライバシーの懸念 - (page 2)

Declan McCullagh (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年06月17日 12時28分
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 Wi-Fiアクセスポイントとして機能していない携帯電話やコンピュータのMACアドレスをAndroid電話機や「Street View」車両が収集しているかどうかについて、Googleの広報担当者は回答を控えた。収集されているとすれば、プライバシーに関するリスクはさらに深刻になる。Skyhookの最高経営責任者(CEO)Ted Morgan氏は、同社はアクセスポイントの住所のみを収集していると述べた。Doty氏は、自分のコンピュータはテストのためにアクセスポイントとして使われたことがあったかもしれないが、「そうした使い方をいつもしていたわけではない」と言う。

 民主主義と技術のためのセンター(Center for Democracy and Technology:CDT)のチーフコンピュータサイエンティストで、インターネット技術タスクフォース(IETF)のジオロケーション担当共同議長を務めるAlissa Cooper氏は、自分のノートPCは一度もWi-Fiアクセスポイントとして使われたことはないと言う。しかし、Cooper氏が2007年から2009年に住んでいた、ワシントンDCのコネチカットアベニューの住所は、Googleの位置情報データベースに載っている。

 サンフランシスコのミッション地区にある喫茶店では、Wi-Fiに接続されたコンピュータの固有のMACアドレスが、1分間で76台分見つかった。うち7台分が、対応する住所とともにGoogleのデータベースに載っており、3台分がSkyhookのデータベースに載っていた(サンフランシスコのサウスオブマーケット付近で、公衆Wi-Fi接続にアクセスしている257台のデバイスのテストでも、Googleは約10%のデバイスに対応する位置情報を表示するという結果になった)。

 野心的で詮索好きの人には残念だが、狙ったデバイスのMACアドレスをいつでも簡単に知ることができるとは限らない。通常、MACアドレスはインターネットに送信されない。しかしWi-Fiの範囲内にある人は誰でもMACアドレスを記録でき、どのMACアドレスがどのメーカーに対応するかを絞り込むのは簡単だ。例えば配偶者が疑い深い人で、iPhoneの「情報」画面に辿り着ける知識があるという場合も、そこからMACアドレスを知ることが可能だ。

 サンフランシスコのテストで見えていたMACアドレスに対応する住所は、世界中に散らばっていた。喫茶店で見えていた、あるAppleデバイスの住所は、コネチカット州ウッドブリッジのグロースレーンになっていた。つまり、このデバイスが以前そこにあったときに、データベースに登録されたということだ。別の機器は、数マイル先のニューモンゴメリーストリート170番地になっていた。3番目の機器は、カリフォルニア州ロスアルトスで登録されており4台目はベルリンになっていた。

 米CNET記者2人が使うコンピュータのMACアドレスは、Googleの位置情報データベースで、サンフランシスコのセカンドストリートにある、米CNETのニュースルームに位置していた。Soltani氏によれば、同氏の友人のiPhoneは、最近では5月に立ち寄ったベルギー風フレンチフライレストランにあるものとして登録されていたという。

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