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「Mac OS X」担当の新幹部C・フェデリギ氏--その人物像に迫る - (page 3)

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年03月30日 07時30分
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 Federighi氏はその2年前、1992年に動画編集システムに関するレポートの調査をしていたとき、動画記録フォーラムUsenetに助けを求め、参考資料や記事についてアドバイスを募った。同氏はUsenetを利用して、当時住んでいたシェアハウスの4人目のルームメートも見つけていた。また、先述のようにJackie Chanの映画やひどい髪型が好きなことを同グループに打ち明けている。1993年の別の投稿では、Federighi氏はNeXTコンピュータへのフロッピードライブの接続に関するスレッドに飛び込み、誤ってコネクタケーブルを逆に差し込んでしまい、ディスクドライブが文字通り煙と消えた体験を話した。

 「古い『'040 NeXT Cube』にTEACの『FD-235J』2.88Mバイトフロッピードライブを取り付けようとしたが、問題が発生した。どうやら、細心の注意を払ってフロッピードライブに正しい方向でケーブルを接続する必要があるようだ。誤った方向にケーブルを接続して、キーボードの電源オンスイッチを押すと、ドライブ上でカチッという変な音がして、その後で少し煙が出てきた。そして、コンピュータの電源が入らなくなった。ケーブルの向きを逆にすると、NeXTが起動してフロッピードライブを認識したが、起動中に『fd: DISK UNINITIALIZED』というメッセージがモニターウィンドウに表示され、その後機能しなくなった。最初に煙が出たことが故障の原因ではないかと考えている」

 Federighi氏はその後、フロッピードライブの絶滅に部分的に寄与したとされる企業に復職することで、フロッピードライブへの復讐を果たした。

新たなスポットライト

 Appleに再入社してから、Federighi氏は同社の基調講演に2回姿を見せている。1回目は同氏が復帰した2009年に開催のWorldwide Developers Conference(WWDC)で、「Mac OS X 10.6」が紹介されたときだった。

 最近では、Back to Macイベントに少しだけ登場していた。同イベントでは、Appleが次期ポイントリリース「Mac OS X 10.7 Lion」を初披露しており、Federighi氏はそのとき、10.7に搭載される主要機能の一部について、7分間の短いデモを行った。

 Serlet氏はAppleが毎年開催しているWWDCのMacに関する基調プレゼンテーションに毎回登場していたことから、今後Serlet氏の職務を引き継ぐFederighi氏にスポットライトが当たることが増えそうだ。WWDCは長年にわたりAppleがMac OSの新バージョンをお披露目する場となっている。またMac OSでアプリケーションを開発しようとする開発者たちに、Mac製品チームが新機能や動作について説明する場でもある。このようにWWDCで初披露するサイクルは、バージョン10.7で若干狂いが生じた。Appleは10.7をプレス向けのイベントで初披露したからだ。

 スポットライトはMac OSチーム自体にも当たることになるだろう。残っている大きな疑問の1つは、今後デスクトップOSの向かう先はどこか、というものだからだ。今後も頻繁なリリースサイクルは続くのだろうか。それともFederighi氏はペースを変えようとするのだろうか。当初Mac OS Xの派生物として宣伝されたiOSが、どの程度Mac OSに取り入れられていくのか。Federighi氏は今、その議論における重要人物としてより大きな存在となった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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