今から2014年中ごろまでの間、HTML5に関して具体的に何が起こるのだろうか。Le Hegaret氏とJacobs氏によると、いくつかの段階があるという。
2011年5月には、HTML5の最初の「ラストコール」ドラフトがリリースされる。このバージョンにはすべての機能が搭載される。つまり、それ以降は新しい機能が追加されることはなく、既存機能の改善のみが行われる。W3Cはこの段階で膨大な数のコメントを処理する見通しだ。一部のコメントによって、「大規模な」変更が行われる可能性もある。
W3Cは2011年末までに2つ目のラストコール版をリリースし、2度目の機能改善作業を開始するようだ。
2012年第2四半期には、HTML5の実装者(基本的にブラウザメーカー)がフィードバックを提供する新たな段階が始まる。この段階では、W3Cは膨大な数のテストを行い、ウェブページのコードを解釈する際にHTML5の実装が同じ結果を得られるかどうかを確認することに注力する。
この段階で目指すのはHTML5仕様の「推奨候補」と、少なくとも2つの「相互運用可能な実装」である。後者は、2種類のブラウザのテストケースで全く同じ結果を得られるようにするということだ。実装者のフィードバックは2014年第1四半期までに完了する予定である。
最後に予定されているのが約6週間にわたる最終レビュー期間で、その後、しばらく時間をかけて宣伝が行われる。
それらの作業を経て、2014年第2四半期にはHTML5が完成するはずだ。
「タイムフレームが決定したことを伝えられて胸が躍る思いだ」(Jacobs氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手