2011年にどんなタブレットが出てくるのか、かなり予想はできている。iPadの新モデルが出るのはほとんど間違いなく、発売も同じ4月になる可能性が高い。それは、Appleにはリリースのタイムフレームを繰り返す傾向があるからだ。予想するとしたら、新iPadは今よりも薄型化し、さらにパワフルになり、FaceTime対応のカメラを前面と背面に搭載するだろう。もしそれが待ち望んでいる目玉機能なら、2011年4月はもうすぐだ。つまり、ぜひこれを待っていた方がいい。一方で、Apple製品の再販価格を考えれば、今iPadを購入して、3月にそれほど慌てずに、ほどほどの減価償却分で売却するのがいいのかもしれない。
Googleは2011年に、タブレット向けに最適化したバージョンのAndroid(「Honeycomb」でそうなるといううわさだ)をリリースする可能性が高い。タブレット向けアプリケーションも数多く登場するだろう。そうなれば2011年も興味深い状況が続く。Googleがそれに成功し、Androidとそのアプリケーションが新たな方向性の中で分断化しないようにできれば、Googleは、iPadの「iOS」に対抗できる最強のタブレットOSを手にするだろう(あるいはそれを保つのは間違いない)。
悪いニュースは、Androidベースタブレットが持つ別の問題が米国においてはなくなる様子がないことだ。GALAXY TabやDellの「Streak」の経験からすると、最上位のAndroidタブレットには今のところ、通信事業者との2年契約か、不当に高い解約金がついてくる。一方、通信事業者の縛りを逃れたAndroidベースタブレット(「NOOKcolor」や「Archos 7」)では、オフィシャルの「Google App Market」が利用できない。これは、Androidの魅力の中でも重要な部分だ。
幸いなことに、成功している多くの企業が、Androidは強力で見込みのあるタブレットOSになると考えている。非常にたくさんの製品が開発中という話なので、もっと多くのAndroidベースのタブレットが、iPadの強力なライバル製品として登場してくるはずだ。しかし、最初の疑問に戻って考えると、それまで待つ価値はあるのだろうか。
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