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「Google Chrome OS」の行方--タブレット台頭とネットブック失速の影響 - (page 3)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年12月02日 07時30分
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 Googleは、アイデアが一般従業員から上級幹部レベルまで届くのに長い時間がかかるようになった状況でどのように革新を生み出していくのか、という大企業が古くから抱える問題に苦しんでいる。そのため、Googleは有能な従業員に創造性を発揮する場を与えるために、重複するプロジェクトの開発を認めている。そうすれば、たとえGoogle Waveのようにプロジェクトが失敗に終わっても、少なくともそのコードをどこかで利用できると同社は考えている。

 しかし、外部のパートナーがGoogleのような企業の指針に依存しなければならない場合、その戦略は逆効果を招くこともある。Appleに対する防壁として、またMicrosoftの代替としてGoogleと手を組むことを考えてきたネットブックメーカーは、難解な迷路の中を進むことを余儀なくされている。

 実際のところ、2010年になってスマートフォンとタブレットがハードウェアの有効な投資先であることが明らかになるまで、Androidは元々、ネットブックに適したOSとして宣伝されていた。Chrome OSはタブレットに適したOSとして論じられてきたが、Schmidt氏のコメントは、同OSが実際にはタブレット向けではないことを示している。Android開発を率いるAndy Rubin氏は、この2つのOSは別の道を歩むことになると語った。その一方で、GoogleのSergey Brin氏は、AndroidとChrome OSがやがて統合される可能性を示唆している。

 したがって、GoogleのChrome OSに関する主な問題は、ホリデーシーズンに間に合わない、ということではないのかもしれない。問題は、Chrome OSが時代遅れの製品(ネットブックブームには乗り遅れた)であると同時に、登場が早すぎる製品(HTML5ベースのウェブアプリケーションという来るべき時代にはまだ早い)なのかもしれず、同OSがなぜ今必要なのかを論理的に説明できないということだ。

 ホリデーシーズンという締め切りに間に合わせるプレッシャーがなくなったので、Googleにはこの問題を解決する時間が少しできた。この問題の解決は同プロジェクトの未来にとって極めて重要である。なぜなら、Chrome OSが必要な理由を業界が理解できないのなら、消費者がそれを理解できるとは考えにくいからだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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