Appleは実に多くの製品にタッチインターフェースを採用しているが、次は「iMac」に採用するのだろうか。
米特許商標局(USPTO)に提出された特許出願が何かを示しているのであれば、答えは「イエス」かもしれない。AppleのUSPTOへの出願を追っているブログPatently Appleによると、米国時間8月23日に出願された特許には、AppleのiMacデスクトップコンピュータに、タッチに反応するディスプレイがヒンジで取り付けられたバージョンが描かれていることがわかったという。このヒンジによって、iMacを従来の垂直型のデスクトップ構成と、ヒンジを支えにして後ろに傾けたときの「iPad」のような平面型構成の間で切り替えられるようだ。
この製品が、デスクトップコンピュータであると同時にタッチスクリーンデバイスでもあるものになるだろうことを考えると、「iPhone」とiPadを起源とし、タッチ操作を中心としたOSである「iOS」と、従来の「Mac OS X」デスクトップOSのどちらを使用するかを選べるのではないかと思われる。iMacのディスプレイの特定の部分をタッチすれば、アプリケーションに応じてOSを切り替えることができるのかもしれない。
またこの特許出願には、加速度計を使用して、デバイスが水平の状態にあるか、垂直のデスクトップ状態にあるかによって、タッチ入力と、マウスやキーボードによる入力を切り替える仕組みについても記載されている。
確かに、特許出願が必ずしも実際に開発中の製品をよく表しているとは限らないが、今回の出願はさほどかけ離れていないように思われる。タッチスクリーンのオールインワン型デスクトップは、Hewlett-Packard(HP)、Dell、ASUSTeK ComputerといったPCメーカーがデスクトップの販売を再活性化するのに大いに役立った。デスクトップPCの販売は、数年前は急激に落ち込んでいたが最近になってようやく回復してきた。
またAppleは、2008年7月にもiMacのタッチスクリーンバージョンに関する類似の特許を出願しており、これまでにiPhone、「iPod touch」、iPad、「MacBook」シリーズ、そして最近では「Magic Trackpad」といったさまざまな製品にタッチ機能を導入することに成功している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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