Hewlett-Packard(HP)は、当初1月に「Windows 7」を搭載したスレート型PCの計画に言及したが、今ではその製品を製造するのかどうかについて言明しようとせず、その間にPalmを買収する計画を発表した。買収手続きは間もなく完了する見込みだ。Microsoftは10年近く前からタブレットに取り組んでおり、2005年の段階ですでに、iPadのようなデバイスが実現するハードウェアのトレンドの構想を示していた。しかしこれまでのところ、消費者の人気を得ることができているのはAppleだけだ。
Windows 8について設定されている目標の中には、この市場でのWindowsの競争力強化を目指していると思われるいくつかの機能がある。例えばよりシンプルにすること、タッチ操作やジェスチャーのサポートを向上させること、より小型のディスプレイをサポートすることなどだ。
またこのプレゼンテーションでは、iPadへの直接の言及はないが、スレート型フォームファクタには言及されており、スレート型はノートPCとオールインワン型に並んで「重点項目」とされている。
起動のスピードアップを実現するため、Microsoftはいくつかの方法を模索している。新たにマシンのログオフとハイバネーションを組み合わせて完全な再起動よりも迅速な起動を実現することもその1つだ。同文書によると、その組み合わせは、名称は未定であるものの、電源のオンとオフのデフォルトの動作となるという。また1秒未満でスリープから復帰するようにすることも目指しているという。
流出した文書が掲載されたサイトの1つであるファンサイトMicrosoft Kitchenに投稿されたスライドの1枚には、次のように記されている。「Windows 8 PCは迅速に起動する。場合によってはほとんど瞬時に起動し、長く待たされたり予想以上に待たされたりすることなく使用可能な状態になる」
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