Intelは米国時間5月11日、同社の2010年の投資家向け会議で、デュアルコアのネットブックとタブレットデザインという、将来予定している2つの製品を披露した。同社は間髪を入れずに、IntelベースのタブレットがAppleの「iPad」よりも有利な点を強調した。
Intelのバイスプレジデントで、同社のクライアントグループを率いるMooly Eden氏はタブレットを誇らしげに披露し、直接的な物言いでIntelベースのタブレットとiPadを比較した(ただし、iPadの名前は出さなかった)。
Eden氏は「USB、SATA(ストレージデバイス用のシリアルATAコネクタ)、安価なメモリソリューションを利用できるほか、プリンタに接続することも可能になる」と述べ、Intelベースのタブレットについて、「パフォーマンスはどうかと言うと、デュアルコアを提供できるだろう」と話した。
Hewlett-Packard(HP)もIntelベースのタブレットのデモを披露したが、出荷時期に関する具体的な情報は明かしていない。また、HPはPalmの買収後、同社のタブレット計画についてあまり多くを語っていない。
Eden氏は、Intelの次期デュアルコア「Atom」プロセッサである「Pineview」を搭載した超薄型ネットブックも披露した。Pineviewは、より大きな「Intel Pine Trail Atom」テクノロジのCPU部分であり、これには対応するチップセットが含まれる。
現在、HPやDellといった大手PCメーカーが販売するネットブックには、シングルコアのAtomプロセッサが搭載されている。このプロセッサは、バッテリ持続時間は長いが、マルチコアチップに比べるとパフォーマンス面で劣っている。
Intelの最新Pineview CPUテクノロジをベースとするネットブック向けデュアルコアAtomは、6月上旬の発表とみられている。これにより、同CPUを搭載したネットブック新モデルが数多く発表されるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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