Intelのデュアルコアプロセッサ「Atom」が、2010年6月までにネットブックに搭載される予定だ。これでついにネットブックも、マルチコアプロセッサの恩恵を享受することになる。
Hewlett-Packard、Lenovo、Dell、東芝が提供するネットブックにはすべて、シングルコアのAtomプロセッサが搭載されている。シングルコアのAtomは、バッテリ寿命には優れているが、マルチコアチップほどの性能はない。Asusはデュアルコアのネットブックを提供しているが、同社の設計は、デスクトップPC向けに構築された消費電力の高いAtomチップを大きめのラップトップサイズの筐体に搭載している、珍しいケースである。
しかし、ネットブックの小さなフォームファクタ向けに構築されたデュアルコアのAtomは、性能とバッテリ寿命のより良いバランスを実現することにより、デュアルコアネットブックの市場を促進する可能性がある。Asusのネットブックに対するHotHardwareのレビューが示すように、デュアルコア設計は違いをもたらすことができる。同レビューでは、「ネットブックにデュアルコアCPUを搭載することにより、どれだけの利点が得られるかが容易に見てとれる」と述べている。
複数の業界情報筋によると、デュアルコアのAtomは、6月のComputexカンファレンスの期間中に発表される予定だという。Intelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏は、第1四半期決算を発表した電話会議において、ネットブック向けデュアルコアAtomを「第2四半期に登場する」と述べて、これを示唆した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」