とは言え、教科書はAppleの新しい「iBookstore」で販売される予定だ。ただし、AppleがAmazonと同じような価格のマジックに取り組んでいるかどうか、詳細はほとんど明かされていない。Amazonは、同社の電子書籍リーダー「Kindle」で同様のコンテンツを販売しようとしており、価格設定には非常に積極的だ。
うわさ:Appleは書籍の価格として12.99ドルから14.99ドルの間をねらっている。
結果:正解。iBookstoreの書籍の価格は、新刊も含めて、この価格帯に収まっている。Appleの価格が、AmazonやBarnes & Nobleなどに対してどれほどの競争力を持っているかは、まだ分からない。
うわさ:タブレットで使用されるチップは、Intel製ではなく、Appleの自社製造工場で作られるものだろう。
結果:まさにその通り。iPadはAppleブランドの「A4」と呼ばれる1GHzのチップを搭載している。Steve Jobs氏によれば、このチップは、単一のチップ上にプロセッサとGPU、I/Oメモリコントローラを備えているという。
うわさ:価格は500ドルから2000ドルの間となるだろう。ただし、1000ドル以下という予想が最も多かった。
結果:2つのモデルにそれぞれ容量が3種類あり、価格はなんと、6種類もある。ただし、その価格は、500ドルから1000ドルの間というわれわれの予想にぴったり合っていた。また、Appleのポータブル製品において、「iPod touch」とエントリーレベル「MacBook」との間にある大きな価格ギャップを考えると、これは大いに道理にかなうものだった。
うわさ:出荷日については、発表当日というものから、「2010年前半」という漠然としたものまで、多岐に渡った。
結果:Wi-Fiモデルは発表から60日以内、より魅力的なWi-Fiおよび3Gモデルは90日以内に出荷が始まる予定だ。2009年12月のThe Wall Street Journalの報道は正確だった。
うわさ:Appleは、同社の「Magic Mouse」製品に使われているのと同じマルチタッチ技術を利用して、タブレットの背面を使って操作できるようにし、映画やウェブを見ているときに指先の油分が大切なスクリーンにつかないようにするだろう(Cult of Macによる)。
結果:不正解。iPadの背面は、冷たく硬いアルミニウムでできており、マルチタッチ機能はまったくない。ただし、Appleには同社のほかの製品にこうした機能を付加する計画はない、と言うつもりはない。2007年に申請された特許は、「iPod nano」向けの同種の機能を示唆している。
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