アレ、そっくり？--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 4)

メディアプレーヤーとしてはどうなのよ？

　では、F210の最大の機能ともいえそうなメディアプレーヤーとしての使い勝手を見ていこう。今時のトンデモケータイは音楽やビデオ再生ができてあたりまえ。F210はもちろんその機能を搭載しているが、ホイールボタンを備えたことによって操作性が高まっているわけだ。

　まずは音楽プレーヤー機能から。ホイールを指先で操作してAudio Playerを呼び出す。あとは曲名の選択や音楽の再生などクリックホイールで操作できるので簡単だ。あたかも音楽専用プレーヤーのように利用できる。だが数字キーを閉じてしまうと画面がロックされ、一切操作ができなくなる。ちなみにキーロック解除も閉じたままではできないとはどーなってるんだー！次の曲への移動や音楽の一時停止、ボリューム操作などもとにかく本体の数字キー部分をくるっと回して開かなくてはできないわけなのね。うーんかなり使いにくい……。

　またビデオプレーヤー機能も搭載しているが、こちらはディスプレイを縦にしての動画再生となり、横方向にしてより大きな画面では見られない。しかもビデオプレーヤーも数字キーを開いた状態でしか再生できず、数字キーを閉じるとプレーヤーが終了してしまう。カメラも同様で、せっかく数字キー部分を閉じるとコンパクトなスタイルになるのに、開いた状態＝常に数字キーを出した状態で利用するようなユーザーインターフェースになっているとは困ったものだ。まぁトンデモケータイなんで見た目以上のものを求めるのがそもそも間違っているんだけど、せっかくのおしゃれ端末だけにかなりもったいない！

Audio Playerの画面（※画像をクリックすると拡大します）

数字キー部分を閉じると画面ロックされ一切の操作ができない（※画像をクリックすると拡大します）

ビデオプレーヤーもこの状態で利用する（※画像をクリックすると拡大します）

数字キー部分を完全に閉じるとプレーヤーが終了してしまう（※画像をクリックすると拡大します）

カメラもやはり数字キーを開かないと使えない（※画像をクリックすると拡大します）