2010年にグーグルがすべきこと--5つの提言

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月07日 07時30分

 一般に、新年の決意の多くはNFLのプレーオフが終わるころまでしか続かない傾向にある。しかし、世界で最も野心的なテクノロジ企業に勤めている人は、新年を迎えてそんなのんきなことを言ってはいられない。

 Googleは、情報の面でも財政の面でも強力な企業として12年目を迎えた。おそらくインターネットで最もうらやましがられる地位にあると言われ続け、インターネット企業が従来避けてきたあらゆる種類のビジネスに少しずつ入り込んでいる。同社が革新のエンジンを減速させる兆候はほとんど見られないが、その速い歩みの結果として、テクノロジ業界やメディア業界のほかの大企業から、これまでにないほどの競争上の脅威に直面している。

 GoogleのリーダーであるEric Schmidt氏、Sergey Brin氏、Larry Page氏は2010年、何に力を入れるべきだろうか。次の5つを提案したい。

1.出自を忘れない

 Googleにとって、検索は今でもドル箱だ。comScoreによると、2009年末の時点で、Googleは米国の検索市場の約65%を占めたという。その勢いが失速する様子はない。Microsoftが検索への取り組みを再考した結果生まれた「Bing」は好評を得ているが、その主な効果は、Googleの優位性を削ぐことではなく、検索パートナーとなろうとしている米Yahooからビジネスを奪うことだったようだ。

 しかし、インターネットにもたらされる情報の本質が変化するにつれて、検索の本質は変わっている。今ではリアルタイム検索結果が重要であると考えられており、Googleが2009年12月に公表したリアルタイム戦略が、同社のメインの検索エンジンがトップに立つ過程で提供したのと同種の関連性のある結果をもたらすことを立証するために、課題は山積している。また、ソーシャルネットワーキングサイトは、Googleが必ずしも検出できない膨大な量の関連コンテンツをホストしている。

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