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2010年にグーグルがすべきこと--5つの提言 - (page 4)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月07日 07時30分
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5.モバイル戦略を明確にする

 これについては、すぐに概要が分かるかもしれない。なぜなら、Googleは米国時間1月5日に「Android」のイベントを開催する予定であり(編集部注:本稿の英語オリジナル版は、同イベント開催前に執筆および公開されている)、多くの人がこのイベントで、一般ユーザーに直接販売されるGoogleのAndroid携帯電話第1号が発表されると考えているからだ。

 Googleが本当に独自ブランドの携帯電話を販売するつもりなのであれば、同社は綱渡りをしていることになる。「iPhone」が成功した主な理由の1つは、Appleがハードウェア仕様を固定し同プラットフォーム向けソフトウェアの配布を管理して、iPhoneのユーザーと開発者の体験を決定したことだ。もちろん、そのアプローチにはさまざまな副作用があり、それらがAndroid、すなわち、そうした制約が一切なく、携帯電話を作りたい人なら誰でも利用できる最新のモバイルソフトウェアプラットフォームを推進する主な要因になったと思われる。

 しかし、Googleのパートナー各社は、たとえ「Nexus One」について何カ月も前から知っていたとしても、独自の携帯電話を作るというGoogleの決定に当惑する可能性が高い。Googleの開発者は、Androidの重要な機能をGoogle製デバイスのためにとって置くようになるのだろうか。Googleは、同社独自の携帯電話のプロモーションのために、Open Handset Allianceパートナー向けプロモーションのリソースを削減するのだろうか。そして、Googleが独自の携帯電話を作ることに関心はないと過去に何度も話していたことを考えると、パートナーは今後、どうしてGoogleのことを信頼できるだろうか。

 モバイルコンピューティング市場の素晴らしいことは、本当にチャンスがあり、MicrosoftがPCを独占しているように同市場を支配できそうな企業が1つも存在しないことだ。しかし、Googleが独自の携帯電話販売を本当に計画しているのであれば、同社は一線を越えることになるだろう。Googleは、成功の見込みのあるAndroid市場を他者の力に頼って作り上げておきながら、Androidの人気が出てきたとたんに、独自のデバイスで一気に参入することになるからだ。

 そうなれば、他社は今後、Googleとの提携を考え直すかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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