Microsoftは、2009年のElectronic Entertainment Expo(E3)で「Project Natal」を発表して以来、このモーションキャプチャテクノロジについて大きな動きを見せてこなかった。
しかし、舞台裏では多くのことが進行しており、特に、開発者たちにこのテクノロジを活用したゲームを制作するよう促してきた。このテクノロジでは、プレーヤーはジョイスティックではなく自分の体でゲームをコントロールできる。Microsoftは9月24日、東京ゲームショウでの発表の中で、ビデオゲーム業界におけるほぼすべての主要企業がNatalを利用したゲームタイトルを開発していると述べた。
Microsoftが挙げた企業には、Activision、カプコン、Disney、Electronic Arts(EA)、コナミ、MTV、バンダイナムコゲームス、セガ、スクウェア・エニックス、THQ、Ubisoftが含まれている。Microsoftによれば、ゲームメーカー各社には6月に開発キットが提供されているという。
MicrosoftのシニアバイスプレジデントDon Mattrick氏は声明の中で、「この業界のクリエーターやゲーム作家は、『Project Natal』によって新しい体験を夢み、かつては不可能だった物語を語る自由を手にする」と述べた。Microsoftは、Natalがいつリリースされるか、価格がいくらになるかといった詳細な情報を明らかにしていないが、多くの人が、この追加機能は2010年に登場すると予想している。
Microsoftによると、RGBカメラと深度センサ、マルチアレイマイクロフォンからなるNatalは、現行の「Xbox 360」コンソールに対するアドオンとして発売される予定だという。
EAのスポーツ部門プレジデントPeter Moore氏は、声明の中で次のように語った。「Project Natalはプレーヤーがスポーツゲームを体験する仕方を根本的に変える可能性がある。EAでは、トップ開発チームのいくつかがこれらのツールの実験をしており、スポーツやレースといったジャンルでまったく新しい試みを実現することを目標としている」
一方Ubisoftは、新しいユーザーに訴求する可能性について語った。
「3Dカメラがあれば、自分の体をインターフェースとすることができる。潜在的なゲーマーにはパッドコントローラの使用に関する障壁が存在していたかもしれないが、今やそういった障壁がすべて取り除かれる」。Ubisoftの最高経営責任者(CEO)Yves Guillemot氏は、声明の中でこのように述べた。
Microsoft自身のゲームスタジオでもいくつかのプロジェクトを進行させていると同社は言う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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