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世界のPC市場、年末までに緩やかな回復傾向へ--ガートナー調査

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟2009年09月24日 08時31分
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 当初はもっと厳しい予測も出されていたが、米国時間9月23日に公表された調査リポートによれば、2009年の世界のPC販売は前年比で2%ほどの減少にとどまる見込みであるという。

 市場調査企業Gartnerの最新予測では、世界のPC出荷台数は2009年中に2億8500万台に上るとされている。この数字は、2008年の2億9100万台からは若干の減少となる。とはいえ、Gartnerは6月に、2009年の世界のPC出荷台数が前年比6%減に終わるとの予測を出しており、その時から大幅に改善が見られている。

 GartnerのリサーチディレクターであるGeorge Shiffler氏は、今回の当初予測を上回る需要の増加が、中国および米国内でのノートPCとネットブックの販売増に起因していることを明らかにした。

 同氏は「とりわけ新興市場において、モバイルPCの出荷台数が大きく回復してきており、デスクトップPCの出荷台数の落ち込み速度も低下しつつある。それゆえに、PC出荷台数は2009年第4四半期に再び前年同期比で増加へと転じることになると予測している」と語った。

 10月後半には「Windows 7」が発売され、PC販売に弾みがつくことにはなるものの、当初は多くのPC業界のアナリストが口をそろえて述べているような目ざましい回復要因となることはないかもしれない。

 Shiffler氏は「Windows 7によって、せいぜい一般家庭における需要拡大や、おそらくは中小企業における需要増が期待されているが、多くの大企業、政府および教育機関において、Windows 7導入の力強い需要が見られるようになるには、2010年後半を待たねばならないと考えている」と述べた。

 Gartnerは、今後もネットブックの販売が期待通りに好調ではあるものの、このほど出荷が開始された低価格の薄型軽量ノートPCの登場によって徐々にシェアを奪われ始めていることも明らかにしている。ネットブックの出荷台数は、2009年中に2500万台を記録し、2010年中は3700万台まで伸びると見られるものの、Gartnerの予想では、ネットブックのピークは「(当初考えられていたよりも)早期に」訪れることになるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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