ケータイで映画館?中国の最新技術はすごい--祝1周年!中国トンデモケータイ図鑑 - (page 4)

便利なのか?便利なのよ!ナイスなプロジェクタ機能

 ではおまたせ!N70の一番の目玉であるプロジェクタ機能を試してみよう。説明書によると「最大1メートルから2メートル先までの投影が可能」「TVスクリーンサイズで34-64インチに相当」とあるではないか。これは大きく期待できそうだぞ!──てかその前に、いくらなんでも64インチは言いすぎじゃないのか?中国製品のこの手の誇大なうたい文句を読んでしまうと「どうせダメじゃないの」って反射的に思えてしまう。ちなみに別の説明では「最大4m×3mのスクリーンサイズの投影が可能。ただし綺麗に見るならば1m×80cmくらいが最適」なんて書いてある。ほらー、やっぱり64インチなんて無理なんじゃないの?

 まぁなにはともあれN70の画面を壁に投影してみようじゃないか。まずは発信キーの左側にあるボタンを数秒押しっぱなしにするか、Settings>Mode Selectで「Projection from internal data」を選ぶ。すると切り替わり中の表示が出たあと、すぐに壁に画面が投影されるのだ!しかもちゃんと映ってる!こりゃすごいぞー!!

プロジェクタ切り替えボタンは発信キーの左側 プロジェクタ切り替えボタンは発信キーの左側(※画像をクリックすると拡大します)
あるいはメニューから切り替える。切り替え表示後が出た後は…… あるいはメニューから切り替える。切り替え表示後が出た後は……(※画像をクリックすると拡大します)

 投影画面のピントを合わせるには、背面上側にあるスライドボタンを動かせばよい。レンズの位置を手動で前後させるだけなのだが、結構微調整も効く。ただ手で持っているとすぐにずれてしまうのでN70本体はテーブルの上などに固定して置いたほうがよいだろう。

 さて投影された画像のほうだが、これがまぁ結構いけちゃうじゃないの!もちろん50cmくらいの近距離のほうが投影画面は明るく、端末のディスプレイをそのまま拡大した雰囲気で見える。でも寝そべって天井に映し出してみてもかなり見えるのだ。明るいムービーなら使い物になっちゃいそうですよ先生!うーむ「4m×3mのスクリーンサイズ」も使えないこともないのだ。

すぐに壁に画面が投影される!でも横向いてるぞ すぐに壁に画面が投影される!でも横向いてるぞ(※画像をクリックすると拡大します)

 ただ使い勝手の点ではまだまだかも。まずN70本体の画面は真っ暗になる。なので画面をタッチ操作することができない。そのため十時方向キーでアイコンを選び、選択キーで決定しなくてはならない。また壁にムービーを投影することを考えているのか、投影画面は横手方向になってしまう。つまり通常のメニュー操作をするには、N70の側面を上下にした向きにしなくては操作できないのだ。この使いにくさ、さすがトンデモケータイ!とこれは褒めるところじゃなかった(笑)

 しかもだ、内蔵のムービープレーヤー、画面が横表示にならないのだよね。ってことは何のために画面をわざわざ横にしてるんだよN70!フツーのトンデモケータイは画面タップでムービーが画面いっぱいの横手表示になるのに、iPhoneコピーのUIにしちゃったばっかりに縦表示固定になってしまったのかもしれない(本物のiPhoneはちゃんと横表示になるのにねぇ)。また写真の表示は画面をタップすれば横向きになるのだけど、タップしようにも投影中は画面操作を受け付けない。てなことで本当、細かいところの作りこみはやっぱりトンデモケータイレベルなのであった。

ピント調整は本体背面のスライドバーで行う ピント調整は本体背面のスライドバーで行う(※画像をクリックすると拡大します)
動画投影。数メートル離れても意外と見れちゃうのはおどろいた! 動画投影。数メートル離れても意外と見れちゃうのはおどろいた!(※画像をクリックすると拡大します)

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