昨年8月に連載を開始した「中国トンデモケータイ図鑑」も無事1周年を迎えることができました。
マイナーかつトンデモナイケータイの紹介で果たしてどこまで続くのやら、と当初は心配が先行していたものの、いつも見ていただいている皆様、そして毎日のようにトンデモナイケータイを作り続けているメーカーさんたちのおかげでこれからもバリバリ連載を続けていけそうである。この世からトンデモケータイがなくなるまでこの連載は続けていくつもりなので、今後もぜひ期待していただきたい。
今回はせっかくの1周年を飾るにふさわしいトンデモケータイということで、久しぶりに大手メーカーに先行して中国メーカーが最新機能を載せちゃった、ってな高機能端末を紹介しよう。例によって「その機能は必要なのだろうか」「その機能を搭載して便利なんだろうか」「その機能は使い物になるのだろうか」といった目的や用途を無視して開発された端末だ。「とにかく付けちゃえ!」これだけですぐ製品を作り上げてしまう中国メーカーのスピード感を体感して欲しい。実際今回紹介するトンデモケータイの機能も使い方によっては便利だが、もしかしたらなくても困らないものかもしれない(笑)。まぁだからこそ面白いんだけどね。
てなことで、中国が誇る最新技術を搭載した今回のトンデモケータイは、コレ。「プロジェクタ内蔵ケータイ」だ。プロジェクタってのはもちろんアレ、TVなどの画面を壁に大きく投影するあのプロジェクタである。サムスンやNTTドコモが試作機などを発表しているが、中国ではすでに内蔵ケータイが出ちゃっていたのだ。しかもこの製品、実は1年くらい前に出ていたってんだから驚きだ。ただ数が少なかったようで筆者が購入しようと思ったときはすでに品切れ。また発売当時はかなり値段が高く、買おうにも手の届かない価格だった。
ところがやっぱりどっかで売れ残っていたんですねー。つい先日なじみの携帯屋から「ようやく入ったよ」って連絡が入ったのだ。しかも「支払いはいつでもいいから早く取りにきてよ」なんて言われてしまったからには、こりゃ買わないわけにはいかないだろう。お値段もトンデモケータイの2〜3台分くらいまで下がっていたので手の出ない金額でもない。おそらく世界初のプロジェクタ内蔵ケータイ、その機能を堪能するためにはここで買っておかねば男が廃るってもんだ!
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