ケータイで映画館?中国の最新技術はすごい--祝1周年!中国トンデモケータイ図鑑 - (page 2)

世界初なのか?プロジェクタ内蔵ケータイ

 購入したこのプロジェクタケータイ、ただの黒い箱に入れられているだけで例によってメーカー名などがよくわからない。もちろん付属のマニュアルにもその類の記述は一切ない。プロジェクタを内蔵しちゃうすごいケータイだっていうのにこんなことでいいんですかねぇ?なんとなく先が思いやられてしまう(笑)。まぁ売れ残りなので、もしかしたらこの黒いパッケージの外にはカラフルなスリーブの台紙がかぶされていたかもしれない。なお端末にはディスプレイの下に「LANYE」と表記がありこれがメーカー名のようだ。モデル名は同じくN70と表記があるのでそれなのだろう。

 このLANYE N70、さっそく手に持ってみると「ずしり」と重い。秤に乗せてみるとなんと215gもある!超ヘビー級クラスの重量だ。いまどき200g以上のケータイなんてなかなかないぞ。これじゃ普段ケータイとして使っているとかなり腕が疲れる、というかこれ毎日持ち運ぶのはイヤになっちゃうんじゃないだろうか。やはりプロジェクタユニットってまだまだケータイに内蔵するには重すぎるってことなのね。

 本体サイズのほうは、長さ124mm×幅51mmと細身のストレート形状だが、厚みが31mmもある。これまたプロジェクタユニットを入れるためだ。ただこれだけ本体が厚いとバッテリーも大型のものを入れることができるというメリットがある。N70のバッテリーは2800mAの大容量タイプで、プロジェクタは連続2時間以上、利用できるそうだ。もっともメーカーの言うことをまともに信じてはいけないのがトンデモケータイ。実際にどれくらい持つかは「使ってみなくちゃわからない」だろう。

 なおトンデモケータイ標準ともいえるアナログTVとデュアルSIMカードは非搭載である。せっかくのプロジェクタケータイなのだからTV放送を壁に投影して大画面でみんなでわいわい楽しむ、といったことができないのはもったいない。ただチューナーを付けながらプロジェクタをONにしたらそれこそ電池が持たないのだろう。このあたりは次期モデルに期待したいところか。

 背面にはプロジェクタの廃熱口と思われるスリットやスピーカー、カメラを搭載。カメラは「とりあえず乗せました」という感じで画素数などの表記は一切ない。そして本体上部にはプロジェクタのレンズが鎮座している。上からみればまさしく「ポケットプロジェクタ」そのものに見えるわけだ。

パッケージはシンプルすぎるが、仮の姿かもしれない パッケージはシンプルすぎるが、仮の姿かもしれない(※画像をクリックすると拡大します)
付属品も、うーん。なんかフツーだ。AVケーブルがポイントではある 付属品も、うーん。なんかフツーだ。AVケーブルがポイントではある(※画像をクリックすると拡大します)
とりあえずN70の重量を計測、215gもある とりあえずN70の重量を計測、215gもある(※画像をクリックすると拡大します)
厚みも31mmと最近のケータイにしては分厚い 厚みも31mmと最近のケータイにしては分厚い(※画像をクリックすると拡大します)
電池も分厚い高容量タイプ。2800mAのものが2つ付属する 電池も分厚い高容量タイプ。2800mAのものが2つ付属する(※画像をクリックすると拡大します)
背面はプロジェクタの放熱口やスピーカーのスリット。左上はカメラ 背面はプロジェクタの放熱口やスピーカーのスリット。左上はカメラ(※画像をクリックすると拡大します)
プロジェクタの顔ともいえるレンズ部分 プロジェクタの顔ともいえるレンズ部分(※画像をクリックすると拡大します)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]