米Yahooは米国時間8月24日、新たなホームページデザインの採用を明らかにし、引き続き検索分野でも新発表を行うなど、中核製品サービスにおけるソーシャル機能の強化方針を打ち出した。
「Yahoo Mail」や「Yahoo Messenger」など、同社で人気を集める製品サービスには、ステータスの更新、友人との写真の共有、ビデオ通話のスタート機能などが追加され、さらなるソーシャル機能面でのアップグレードがまもなく行われる予定である。また、「Yahoo Search」にも新たな検索結果の表示ページデザインが採用されて、ページ上でダイレクトに目的のウェブコンテンツをチェック可能となるようだ。
Yahooのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高マーケティング責任者(CMO)であるElisa Steele氏は「よりシンプルに楽しめるならば、ユーザーベースの増加を見込むことができる」と述べた。今回のアイデアには二重の側面がある。つまり、まだYahooのコンテンツに精通していない多くの人々を新たに取り込んでいくことと、すでにYahoo Mailなどの製品サービスを利用しているユーザーに対して、Yahooのサイト上で一層長い時間を費やしてもらうようにすることである。いずれも広告主を引きつける上で、より効果性が高まることを意味している。
その目的を成し遂げるため、Yahooは、世界でも有数の電子メールサービスを提供しているYahoo Mailの刷新を図って、ソーシャルネットワーキング人気にあやかろうと考えており、ステータスの更新機能が搭載されたり、フォトアルバムや「Evite」を始めとする他のアプリケーションなどのソーシャルコンテンツへのリンクが掲載されたりする予定だ。さらに、Yahooの会員は、新たなホームページ上でステータスを更新して、他のYahooネットワーク内の製品サービスに反映させられるほか、同様のボックスが、Yahoo MailやYahoo Messenger上へも追加されることになるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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