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10周年のセールスフォースに10の質問--CEOが語る過去と未来 - (page 2)

文:Jim Kerstetter(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年03月24日 07時30分
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--Salesforce.comのアイデアはどこから生まれたのですか。1999年当時、サービスとしてソフトウェア(Software as a service:SaaS)を提供するのは、配信という見地から見てそれほど簡単なことではありませんでした。

Benioff氏:1990年代の終わりごろ、わたしはeBay、Amazon.com、Googleなどこうしたウェブ「サイト」(当時はこう呼んでいました)すべてを見て、それらが技術的な複雑さとユーザビリティを組み合わせていることに驚かされました。データを中心とした実に充実したアプリケーションで、絶えず改良を重ねていました。にもかかわらず、ユーザーであるわたしは何もする必要がありませんでした。自分が使っているのがAmazon.com 5.13.2なのか5.13.3なのかと心配したことは一度もなく、常に最新バージョンを使用し、使い方を知るためにマニュアルを開く必要もまったくありませんでした。それを使うのが好きでした。一方、わたしのビジネスアプリケーションにはこんな風に機能するものは1つもありませんでした。そこに大きな機会を見いだしたのです。Salesforce.comがその出発点となりました。

--創業初期には、あまり予算をかけないPRによるマーケティングとうわさをつくり出すことが、会社を軌道に乗せる鍵となりましたね。

Benioff氏:良い時期でも悪い時期でも、人々は常に現状を打破しようとする挑戦に積極的に耳を傾けるものです。さらに、過去の遺物であるエンタープライズソフトウェアのように、挑戦を必要としている現状に出会うことはめったにありません。これは変わっていません。われわれはなおも「ソフトウェアの終焉」を追求していますが、今はエンタープライズ全体が対象です。

--あなたはゲリラマーケティングによってSalesforce.comに注目を集めました。例えば、Siebel Systemsのカンファレンス会場の外で、俳優を雇って偽の抗議集会を演じさせたりしました。今振り返って、そうした活動に対する後悔はありませんか。

Benioff氏:実際のところ、内部で本物のユーザーが言っていたことに比べたら、外部でやった抗議は大したことはありませんでした。唯一の後悔は、いまだに少しも役に立たないソフトウェアを使っている顧客がいることです。

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