端末面で特徴的だったのは、フルキーボードやPC並みのOSを搭載したスマートフォンが全キャリアから登場したこと。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの4社から端末を発売するという離れ業を成し遂げたのが、HTCだ。
同社の「Touch Diamond」「Touch Pro」という端末が各社から発売された。いずれもタッチパネルで操作でき、Windows Mobileを搭載している。Touch Diamondはダイヤモンド型のデザインが特徴で、Touch ProはQWERTYキーボードを搭載したモデル。
ドコモは「HT-01A」「HT-02A」、ソフトバンクモバイルは「X04HT」「X05HT」という名称で2種類とも販売。KDDIは法人向けにTouch Proを「E30HT」として販売する。また、イー・モバイルはTouch Diamondを「S21HT」として発売。さらに、幅約42mmの「Dual Diamond」(S22HT)も投入する。
W-ZERO3シリーズでスマートフォンの市場を切り開いてきたウィルコムは、W-ZERO3シリーズの集大成として、既存の携帯電話のようなデザインの「WILLCOM 03」を発売した。
2009年にはGoogleが開発を主導している携帯電話向けOS「Android」を搭載した端末が日本でも販売されると見られており、引き続き注目のジャンルと言えそうだ。
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