ソフトバンクモバイルは10月30日、2008年秋冬モデルを発表した。3.8インチのハーフVGA液晶を搭載し、全面タッチパネルを搭載した端末や、800万画素のカメラを搭載したモデルなどがある。
フラッグシップモデルは3.8インチの大型液晶を搭載した「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」だ。ハーフXGA(1024×480ドット)という高解像度で、PC用サイトもそのまま表示できる。また、すべての操作をタッチパネルでできる点も特徴だ。30〜35歳の男女をメインターゲットとしている。
新サービス「モバイルウィジェット」に対応し、好きなアプリケーションを待ち受け画面上で複数起動できる。1画面につき置けるガジェットの数は3つまでだが、画面を指で横になぞると別の画面に切り替わるiPhoneのような操作性を備え、最大4つの待受画面を設定することが可能だ。ウィジェットは専用の「モバイルウィジェットストア」からダウンロードでき、ほとんどのウィジェットは無料で提供される予定。Yahoo! JAPANやニコニコ動画、mixi、モバゲータウン、MySpaceなどの最新情報を待受画面で確認できる。
このほか、指で触ってゲームを操作できる「指ゲー」という新サービスにも対応する。脳を鍛えるゲームや麻雀ゲーム、UNOなどのアプリが搭載される予定だ。
800万画素のカメラを搭載するのは「930SH」だ。CCDセンサーを搭載し、暗い場所でも綺麗な写真が撮れるという。ISOの設定や長時間の露光撮影も可能で、広角29mmからの撮影ができる。厚みは15.2mm。撮影した写真をブログにそのまま投稿できる機能も備えた。ディスプレイは3.0型FWVGA(480×854ドット)液晶だ。
また、予告されていたカシオ計算機製のモデルもついに登場する。「830CA」という型番で、23〜29歳の女性をターゲットにしたモデルだ。5.2メガピクセルカメラを搭載し、「美撮りモード」という女性の顔を美しく撮れるモードを搭載する。カシオ端末で人気のペンギンのキャラクターがメニューや壁紙に登場する。新しいキャラクターとして「ベビーペンギン」も用意したとのこと。
イー・モバイルやKDDI、NTTドコモからも発売されるHTC製の「Touch DIAMOND」は「X04HT」という型番で登場。イー・モバイルとKDDIの場合はそれぞれ背面がストレートのOEMモデルだったが、X04HTは背面がダイヤモンドカットのもので、HTCが海外で販売しているのと同じものを採用している。また、フルキーボードを搭載した「Touch PRO」(X05HT)も発売予定だ。
サムソン電子の端末としては、「OMNIA」の名を冠したモデル「930SC」を展開する。ただし、海外で販売されているOMNIAがWindows Mobile 6.1 Professionalを搭載したスマートフォンであるのに対し、こちらは通常の携帯電話となる。「サムソン電子が力を入れた端末という意気込みを示す意味でOMNIAと名づけた」(ソフトバンクモバイル)とのこと。
8Gバイトメモリを搭載し、ワンセグに対応する。最大40時間の録画が可能だ。タッチパネルを搭載し、撮影した写真に落書きをしてFlashで保存することが可能。ソフトバンクのモバイルウィジェットとは異なる、サムソン独自のウィジェット機能を搭載する。ソフトバンクモバイルとして初めて下り最大7.2Mbpsの通信が可能となっている。また、サムソン製端末としては初めて第3世代携帯電話用の標準コネクタに対応した。
このほか、40代前半の男女をターゲットにした「830P」や、パネルの着せ替えができる「fanfun.2 830T」「fanfun.petit 831T」、日本語、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語の5カ国語のメニュー表示が可能なプリペイド端末「730SC」、ノキア製のストレート端末「Nokia N82」とフルキーボード端末「Nokia E71」を揃えた。
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