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グーグルやアマゾンがクラウドから得るメリット--アナリスト分析に見る利益性 - (page 2)

文:Larry Dignan(ZDNet.com) 翻訳校正:川村インターナショナル2008年12月17日 07時30分
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 レポートから重要ポイントを紹介する:

 確かにSaaSは、人事管理や顧客関係管理(CRM)ソフトウェアで採用が進んでいるが、ドキュメント管理をオンライン化している企業は全体の10%にすぎない。大半の企業は「Microsoft Office Word」や「Microsoft Office Excel」の方を好むとLindsay氏は指摘している。そうした状況は変わるだろうか。少しは変わるだろう。Lindsay氏は「Microsoft Office」は今後も市場での優勢を維持すると予測している。Officeが今後も支配的な地位を保つとする理由が興味深い。Lindsay氏は次のように述べている。

 「Google Apps」やSunの「OpenOffice」には、Microsoft Officeの機能のほとんどすべてが揃っているが、ドキュメントの変換率はまだ100%ではない。ただし、OpenOfficeはその数値にかなり近づいている。

 最近行われたテストで、OpenOfficeによって、われわれの公開済みドキュメントのWordバージョンを開くことができ、書式設定は98%以上正確に保たれていた。同様に、Excelで作成された容量3Mバイト以上の財務モデルの1つも開くことができ、さまざまなMicrosoft機能を使用して反復計算を行った。

 この場合もドキュメントはほぼ完璧に開かれたが、モデルのコンバージェンスを適切に行うには多少の変更が必要である。「Google Doc」はOpenOfficeほど機能せず、Excelモデルを処理することができなかった。ただし、Wordドキュメントは開くことができ、書式の約90%を保つことができた。

 これらのプログラムは機能面でほぼ同等であり、追加機能を提供できるが、WordやExcelのクライアントバージョンではできないドキュメントの同時編集をユーザーに許可するという点で、ユーザーやIT部門の側に使用することに対する大きな躊躇があるのを感じた。

 Microsoftとの法人契約を解除することでかなりの金額を節約できるだろうが、わが社のIT部門は、コンプライアンスおよびセキュリティ問題を取り上げ、OpenOfficeや(一部に不正確なものもある)Google Appsの使用に消極的だった。

 問題は、企業はテンプレートの再構築、既存スプレッドシートの変換、オープンソースドキュメントフォーマットの将来のサポートに対する不安を望んでいないという点だ。

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