Amazon.comのオンラインコンピューティングの基盤となる、中核部分が発展している。
Linuxサーバへのオンデマンドアクセスを顧客に提供するサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)がベータテストを終了したと、「Amazon Web Services」(AWS)と呼ばれるオンラインオプション全体を扱う部門のエバンジェリスト、Jeff Barr氏は述べた。
「Amazon EC2は正式なサービスとなった」と、Barr氏は米国時間10月23日付けのブログに記している。そして、すでに対応済みのSun Microsystemsの「OpenSolaris」や「Solaris Express Community Edition」に加えて、約束通り「Microsoft Windows」に対応するためのベータテストが開始されている。
こうした対応に加え、EC2では少なくとも99.95%の時間帯でサービスが可能であることを正式に約束するサービス品質保証が提供される。この種の保証があると、企業はサービスを信頼しやすくなる。これまでAWSコンポーネントでサービス品質が保証されていたのは、オンラインデータストレージを提供する「Simple Storage Service」(S3)のみだった。
顧客は必要性に応じてAWSへの対価を支払う。つまり、サーバ、ストレージスペース、ネットワーク性能がさらに必要なら、その分料金がかかる。しかし、企業内に構築されたコンピューティングインフラストラクチャとは違い、顧客が必要としなくなったものについては料金を支払わなくてすむ。AWSは機能停止したこともあったが、それでも人気は高まり続け、Amazonは一部のAWS使用料を引き下げている。
Barr氏はまた、2009年にはAWSの全体としての機能をさらに高度化し、管理者が手動でも自動でも、AWSをさらに容易に利用できるようにする計画だと説明した。同氏が挙げたのは以下の4つの機能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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