One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトが低価格ノートPCの購入プログラムを再開する。
OLPCは2007年に実施された「Give One, Get One」プログラムを再開するにあたって、Amazon.comに協力を求めた。同プログラムの仕組みは、2台の「XO」ノートPCを購入すると、1台は購入者に、もう1台は発展途上国の学童に寄付されるというものだ。今回は2008年の11月後半から12月後半にかけて実施される予定になっている。
非営利団体のOLPCは同プログラムを処理するための十分な人員を持たないため、Amazonと協力していく、とOLPC幹部がPC Worldに語っている。
またOLPCは、Windowsも搭載したXOが10月にも出荷される予定だとも述べている。当初は8月か9月に予定されていたが、出荷の日程に遅れが出ていた。
こちらのXOには、「Windows XP」とXOに対応して作られたLinuxベースの「Sugar」OSの両方が搭載されている。XPが搭載されることになったのは、世界で圧倒的なシェアをもつOSが搭載されていなければ発展途上国が学童用にノートPCを購入することはない、という反論をOLPCが受けたことによるものだ。
将来の見通しとして、低価格ノートPCの次世代版「XO-2」は2009年第2四半期に購入可能になるとOLPCは述べている。XO-2はデュアルタッチスクリーンを採用し、キーボードはない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス