世界の5大PCメーカーはHewett-Packard(HP)、Dell、宏碁(エイサー)、聯想集団(レノボ)、東芝で順位は変わっていないが、どの企業も市場全体より高い成長率を記録した。HPは17.4%の成長率を記録したが、これは5大メーカーでは最も低い。惨めな結果に終わった2007年から復活の途上にあるDellは前年比21.6%の出荷増を記録し、エイサーは66%を記録して再び成長率トップになった。エイサーにとってはGatewayとPackard Bellの買収によってそれらの数字が出荷台数に反映されるようになって2四半期目であるが、同社の合計出荷台数は前年同期と比べて20%の下落となった。これはIDCによるとGatewayブランド製品の販売が不調だったためである。
Dellは準備を整えつつあるようであり、同社は2四半期連続でプラス成長を記録した。「米国でこのような成長を示したことはDellにとって良い兆候である。小売り戦略を刷新して全体的にノートPCに軸足を移したのが奏功しているようだ」(Bell氏)
市場リーダーのHPについて見てみると、市場の状況のために2007年の目を見張るような成長と比べるとやや見劣りがする。「HPは2007年にあれほど好調だったのだから、やはり景気後退の影響が同社にも多少は及んでいるといえる。HPは経済が米国のPC市場に与えている影響を示す代表的な例である」(Bell氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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