IDC Japanは1月23日、2007年第3四半期国内PC販売チャネル動向を発表した。
発表によると、PCベンダーの直販のうちベンダーによるテレセールスもしくはテレマーケティングによってベンダーが顧客に直接製品を販売するダイレクトインバウンド販売は、2007年第1四半期からマイナス幅が縮小、小口ビジネス案件を中心に回復基調にある。また、ベンダーから直接消費者に販売するダイレクトインバウンド販売は大型ビジネス案件が少ないことから、本格的な回復にはもう少し時間がかかるとしている。
一方、インターネット上で申し込みから代金の支払いまでを行うインターネットダイレクト販売は市場が成熟したことで、デルを筆頭とするPCベンダーの出荷が不振で、0.3%減となっている。ただ、デルの中小(SMB)市場をターゲットにした、ダイレクトインバウンド販売を採る新ブランドPCは前年同期比21%増となっている。
同社のPCsシニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は「2007年第3四半期においてデルがSMB市場向け新ブランドの垂直立ち上げを行い一定の成果をあげたことは、最終顧客とPCベンダーの距離を縮め、顧客の意見を直に取り込むことに注力した結果である」と述べている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス