本インタビューは米国時間2月27日に開催された「Windows Server 2008」のローンチイベントに先がけて行われたものです。
Microsoftは今、同社が言う史上最大のIT製品リリースに向けて準備を進めている。
史上最大というのが妥当かどうかは別にして、「Windows Server 2008」と「Visual Studio 2008」のリリースがMicrosoftにとって重要な出来事であることは間違いない。このサーバ製品とツール製品の組み合わせは、売り上げと利益の面で同社にとって最も成長著しいビジネスの1つだからだ(同社は、米国時間2月27日開催の、両製品を発表するイベント「Heroes Happen Here」の場で「SQL Server 2008」も「発表」する予定だが、この製品自体が実際に発売されるのは2008年下半期になる)。
27日の発表に先がけ、CNET news.comでは、MicrosoftでServer and Tools Business部門でシニアバイスプレジデントを務めるBob Muglia氏にインタビューすることができた。ここでは、そのハイライトをご紹介しよう。
Bob Muglia:Vistaとの連携で最も重要な点の1つは、2つの製品が同じコードベースから作られていることです。また、われわれは「(Windows)Vista Service Pack 1(SP1)」と(Windows)Server 2008の開発を同時に完了しました。これがユーザーにもたらす実際のメリットは何かと言えば、われわれがセキュリティの問題を把握して、2つのシステムをよりスムーズに管理、推進できるようになることです。
セキュリティを全体として改善してクライアントとサーバの両方に適用するには、相当量の作業が必要です。その上、サーバ側でかなり特殊な措置を施した部分もあります。すべてのポートはデフォルトでは閉じられており、マシンに特定の役割がインストールされたときにだけポートが開くようにしています。
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