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不動産業者からソムリエまで--大金を手にしたグーグル退職者たちの今 - (page 5)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、藤原聡美、緒方亮、長谷睦、佐藤卓、吉武稔夫2008年02月06日 08時00分
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 Sacca氏は、Googleにいたときから、Twitterや、のちにNews Corp.に買収されたPhotobucketなどの企業に出資して、ハイテク投資にさぐりを入れていた。Sacca氏は今、従来よりも規模の小さい、出資額が1億ドル未満のベンチャーファンドを設立する計画を立てている。

 Sacca氏によれば、従来の投資ファンドは、ソフトウェアの開発費用が以前よりはるかに少なくて済む今の状況を考慮しておらず、大手の投資会社はたいてい、新興企業に過剰な出資金を押し付けようとするという。こうした理由から、Sacca氏は、人材やオフィスをそれほど必要としない小規模企業を対象に出資する構想を立てている。このような投資は、「初期のGoogleで経験したようなことに近づく最も簡単な方法で、常に相互の交流があるようなやり方だ」とSacca氏は語った。

David Watson氏。元ソフトウェアエンジニアで、現在はミュージシャンを目指している

 ギターピックを家に置いたままでは外出する気になれなかったとき、David Watson氏はそろそろGoogleを去る潮時だと悟った。どうやら、銀行に預金が十分にあると、物事を正しく見通すことができるようになるらしい。

Dave Watson Dave Watson氏

 Watson氏(30歳)は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校でコンピュータ科学の学位を取得したが、話しっぷりはエンジニアというよりサーファーのようだ。そのWatson氏が入社した2000年4月当時、Googleの社員はまだ100人にも満たなかった。Googleで過ごした約6年間に、Watson氏は「Froogle」や検索アプライアンス「Google Search Appliance」(GSA)から、Googleの検索エンジンそのものまであらゆるものに携わり、インドのバンガロールにあるオフィスの開設にも関わった。同氏は2006年3月、音楽への夢を追求するために退職した。

 それから2年たった現在、Watson氏はカリフォルニア州オークランドの音楽スタジオの建設に出資している。このスタジオは、ベイエリアの若いミュージシャンを育てる施設となる見込みで、2008年夏に完成予定だ。このスタジオの名称はまだ決まっていないが、うまくいけば、カリフォルニア州出身のバンドGreen Dayに続く次世代のミュージシャンやWatson氏本人がここからデビューするかもしれない。Googleを去って以来、Watson氏はブルースとインド北部の古典音楽を本格的に学んできた。ジュニアプロデューサー、ソングライター、ミュージシャンとしてこのスタジオで働く計画を立てている。

 Googleとのつながりについて、Watson氏は、初期のGoogleはアイデアをめぐって協力するスタッフからなる緊密な集団だったが、このスタジオでは当時と似たような経験ができるだろうと語る。「Googleのおかげで人生が上向きになったように思う。したいことができるのは素晴らしいことだった」と、Watson氏は振り返る。「音楽作りはエンジニアリングとよく似ている。どちらも創造的な仕事だ」

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