NTTレゾナントはこのほど、三菱総合研究所と共同で提供するインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」にて、企業に勤務するgooリサーチ・ビジネスモニターを対象に実施した、「オフィスデザインに関する調査」の結果を発表した。
まず、「現在のオフィスデザインに工夫がされている」と回答した人は、全体の16.3%で、具体的にどのような施策が実施されているかの複数回答では、「社員が自由に休憩などにつかえるリフレッシュスペース」との回答が65.1%と最も高く、次いで「十分な植物の配置」の40.2%、「環境に配慮した空調・加湿器」が36.8%と上位を占めた。また、今後の施策要望としてもこれらが上位を占め、「ライブラリなどの情報収集スペースの拡大」や、「社員が使えるバー・カフェなど」を希望する声も多いことがわかった。
次に、オフィスデザインに工夫を加えることに対し、「社員のモチベーション向上」に効果があるかについて単回答を求めたところ、「強くそう思う」「そう思う」を合わせると71.8%が肯定的に評価。「社員間のコミュニケーション向上」では71.1%、「社員の創造性を高める」では62.6%であったのに対し、「社員のCSR・環境保護の意識を高める」は40.7%に留まった。
続いて、「オフィスデザイン施策についてコストをかけてでもやるべきか」について単回答を求めたところ、「強くそう思う」「そう思う」を合わせて肯定的意見が50.0%と半数を占め、その69.8%が、「社員の創造性・モチベーションの向上は収益向上につながる」と回答した。一方で、「あまり思わない」「まったく思わない」の否定的意見16.1%のうち半数以上が、「コストに対する効果がはっきりしない」を理由にあげた。
また、働いてみたいオフィスの企業名では。「自由な雰囲気」「リフレッシュ環境が整っている」「食事が無料」「遊び心満載」などの理由からGoogleがトップとなり、以下、IBM、コクヨ、ソニー、トヨタと続く。
今回の調査は、企業に勤務するgooリサーチ・ビジネスモニターを対象に、非公開型イターネットアンケートで、2006年10月5日から6日にかけて実施し、有効回答者数は2215名を得た。
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