そこで、Viivを開発する段になって、Kim氏はCentrinoと同じ開発手法を必要とするViivとvProについても、同様のマーケティングキャンペーンを企画した。謳い文句は、究極のデジタルホーム用パソコンViivと、究極の業務用パソコンvPro、だった。
Viivについて言えば、Intelが目指したのは同ブランドが、十分なメディアデコーディング機能、家庭内のどこにでも映像をストリーム配信できるネットワークチップ、そしてこうした機能すべてを、ビデオデッキの時計の時刻合わせと同じくらい簡単に操作できるインテリジェントなソフトウェアを備えた、完全なマルチメディア対応パソコンとして、パソコンを購入しようとする人に認識されることだった。Intelはその後、Viiv対応パソコンと大画面テレビという組み合わせで利用するための、Yahooのファンタジーフットボールアプリケーションのようなブランドサービスの発表を予定していた。
問題は、パソコンをこのような使い方で利用することに、消費者があまり関心を示さなかったことだ。また、こうした利用方法に関心をもつ人はたいてい、自分たちが必要とする性能やソフトウェアの種類について十分に詳しく、パソコンに貼ってある小さくてカラフルなステッカーと、ソフトウェアアプリケーションやサービスとをマッチさせる必要がない。
たしかにViivの名は変わっている。しかし、任天堂の「Wii」の成功は、素晴らしい製品やユーザー体験になら、奇抜な名前を付けても問題がないことを証明した。
パソコン購入者には、いったい何がViiv対応パソコンをViiv対応パソコンたらしめているのかがわからない、とBaker氏は話す。Centrinoが、ワイヤレスネットワークでパソコン購入者の心をつかんだのに対して、Viivはパソコンユーザーに、彼らが本当に望むもの、あるいは他では手に入らない特徴的なものを何も提供していない。
Coreなら、現在利用可能なIntelの最高のプロセッサであることから、ブランドとして認知されている、とBaker氏は言う。
「Intelはときどき、自分たちもそろそろハードウェアから切り離せるのではないかと考え始める。ところが、こうした(Viivのような)ことがあると、やはり中核の部分で自分たちはプロセッサ企業なのだということを思い出す」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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