Intelは米国時間7月17日、2007年第2四半期の業績報告書を発表した。同社は2006年に最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏の下で厳しいコスト削減を行っており、今期は利益が前年同期を上回るなど、その成果が表れた形となった。
Intelの第2四半期の純利益は前年同期比47%増の13億ドル、1株あたり利益は22セントとなり、証券アナリストの予想である19セントを上回る結果となった。Intelによると、第2四半期の社員数は9万300人。これは、前年同期の10万2500人から大きく減少している。
売上高も、予想をわずかながら上回っている。同期の売上高は前年同期比8%増の87億ドルで、予想値である85億ドルを上回った。ライバルであるAdvanced Micro Devices(AMD)との激しい価格競争により平均販売価格が下落しているにもかかわらず、第2四半期の売り上げは増加した。
PC業界において、通常第2四半期は動きが最も鈍化する時期とされている。そのため、売上高が第1四半期より減少することは珍しくない。Intelの第2四半期の利益も第1四半期から大きく減少している。減少の原因の一部は、同社の第1四半期決算には1株当り利益を6セント上昇させる税項目が含まれていたが、今期は1株当り利益を3セント上昇させる税項目が含まれていたことにあるだろう。Intelはまた、フラッシュメモリチップの需要が伸び悩んだことも報告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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